ついに国産Headwayの復刻版がリリースされるとの情報をヘッドウェイ(現ディバイザー・コーポレーション)の八塚会長より頂きました。そのうち、雑誌などでも広告が掲載されると思いますが、このHPにて、いち早く情報を公開することと致します。(公認ですよ!)当時のHeadway技術部長であった百瀬さんを中心に復活生産をするとのことで、20年前の感動が再び味わえるのではと思います。楽しみですね!o(^o^)oワォ!
□復刻モデル名
HD−115
□仕様
当時のHD−115と同じで、以下の通りとなるようです。また、これらの材は、20年近く天然乾燥した材とのことです。
トップ板 | スプル−ス単板 |
サイド&バック | インディアン・ローズウッド単板(20年の自然乾燥) |
ネック | マホガニー1P |
指板 | エボニー |
ポジションマーク | パール・スノーフレーク |
バインディング | ヘリングボーン |
ピックガード | ベッコウ柄セルロイド |
シリアルナンバー | ネックブロックにナンバープレート |
その他 | 特別製ハードケース付き |
□発売開始時期
2000年11月ごろ発売予定。
□生産本数
販売総本数は限定の128本、月産30本を予定し、完成後、予約いただいた方から順次納品となるとのことです。
□価格
30万円(特製ハードケース付き)
□申し込み先
最寄のディバイザー製品(ヘッドウェイ製品)取扱い店にて申し込み。
□問い合わせ先
取扱い店に関するお問い合わせや質問などは、販売元のディバイザーさんへどうぞ!
ディバイザーのHPはここ!
□その他
この復刻版発売後、来年度より、ニューモデルの発売も計画されているとのことです。こちらも楽しみですね!
□国産復刻ギター(HD−115)の製作現場
現在は、バッカスなどのエレキを製作しているヘッドウェイ工場の一角にアコギの製作ブースを設け、ここで百瀬さんがお一人で製作されています。(いずれ、人数は増える予定とのこと。)
真ん中に見えるのは、裏材にブレイシングを貼ったものです。 |
□製作風景あれこれ・・・
20年もの自然乾燥を行ったローズの裏板にブレイシングを貼ったものです。
30枚程度ありました。ファーストロッド品ですね! |
ブレイシングはこのような工具を使って接着します。
このような木製の工作工具は百瀬さんの手作りです。 |
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トップ板に指板、ヘッドの化粧板を張った簡単な完成イメージです。
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一枚、ロゴプレートを貼った裏板がありました。きっと、広告撮影用に使ったのだと思います。 | ||
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「ピックガードはどれがいいかな??・・」 |
・ペグは、当時のものが無く、デザインに拘って選択したとのことです。写真が無いです(現物を見るのも忘れていました!)・・すいません・・m(__)m
・サイド&バックに使用するインディアン・ローズは、20年ほど前に材木屋(乾燥屋)に自然乾燥のために預けておいた材があることを思い出し、これを使っているそうです。
・指板のエボニーは、ベース用にストック(自然乾燥)させておいたものを使ったそうです。ベース用にカットしたものを再度ギター用にカットしているので、随分、無駄が出てしまったとのことです。コスト度外視の製作ですね。。 エレキ用の材では、長さが足らず使えないそうです。
・ギターマガジンの来月号にこのギターの広告が出るそうです。お楽しみに♪
・ネックブロックに記念の金属プレート貼り付けるとのことでした。(シリアルナンバー付き) CW-117限定モデルにもそのようなプレートが付いていますね!
□取材後記
・国産版を復刻するのは、全国におられる熱いファンの声を聞いて、これを出すことが自分達の使命だと感じたことが動機とのことでした。
・「国産を手がける限りは、当然、当時のものを上回るものを出していきたい」、「今後、Headwayブランドとしては、後世に残しても恥かしくない納得のできるものに限定して、出していきたい」との熱い言葉を頂き、この復刻版に掛ける決意を感じることができました。
お仕事中、どうもありがとうございました。m(__)m |
そして、ついに復刻版公開(H12.12.21)
待ちに待ったニュー・HD−115をついに手にしました。
手にするまでは、正直、昔のクオリティーを再現できるのだろうかと心配になることも少しはありましたが、
そんな心配も、今では、全くなくなりました。
このギターは、単に昔のギターを焼き直した復刻ではありません。過去を越えたギターではないかと思います。
以前、「復刻することにより、新しい伝説を作って欲しい。」と書いたことがありましたが、その気持ちは確信になりました。
きっと、このギターが新しい伝説の第一歩になると信じます。
オリジナルのHeadwayをほしいけれど持っていない人は、このギターを弾いてみれば、Headwayを知るには充分だと思います。また、オリジナルのHeadwayを持っている人も、新しいHeadwayの音を試してみて下さい。僕が感じた気持ちを同じように感じられるのではと思います。(もし、店頭で見掛けることがありましたら、是非、弾いてみてほしいと思います。)
こんな素晴らしいギターを作って下さり、八塚会長、百瀬さんを始め、関係者の方々に感謝をしたいと思います。これからも、いい音を求めて、素晴らしいギターを作っていって下さい!
ギターを購入後、ご愛用者カードなるものを送ったところ、特製の保証書を頂きました。
同封の書面には、「ファースト・オーナー様には当製品の永久保証をさせて頂きます・・。」とあります。 最近では、聞くことの無くなった「永久保証」という言葉に、メーカーの、この復刻版に掛ける意気込みを感じました。 かつての永久保証の復活ですね!! |